QRコード一括作成の手順

QRコードをまとめて作るときは、まずコード種別で「QRコード」を選びます。一括入力欄に1行1件でデータを貼り付け、「一括作成」を押すと、入力された各行がQR画像のカードになります。単体入力欄の「コード・URL」へ1件ずつ入れて追加する方法もあります。表示名を2列目へ入れると結果カードで内容を区別しやすくなり、ラベル印刷の値札モードでは表示名や価格を併記できます。

  1. 「QRコード」を選択し、入力欄へURLやテキストを改行で並べます。
  2. 説明用の名前や印刷時の価格を使う場合は、コードの後ろをカンマまたはタブで区切ります。
  3. 「一括作成」でカードを生成し、画像と入力文字列を見比べます。エラーが出た行は行番号を確認します。
  4. 必要なカードのPNG保存、または「PNGを一括保存(ZIP)」を実行します。
  5. 紙へ配置する場合はラベル印刷パネルで用紙、開始位置、X/Y微調整を設定し、テスト印刷から始めます。

入力文字列はURLである必要はありません。空行を除き、入力された文字列がそのままQR描画処理へ渡されます。ただし、QRを読み取った後に開くアプリや表示される結果は、入力した文字列の内容とスマートフォン側の対応に左右されます。作成後は、実際に使う端末で読み取り、URLの誤字や日本語の欠落がないかを確認してください。

入れられるデータの例

たとえば、https://example.jp/products/001のようなURL、営業時間:平日9:00〜17:00のような案内文、受付や店舗名を含む連絡先テキストを入力できます。連絡先やWi-Fi情報を使う場合も、専用フォームへ分解して登録する機能ではなく、QRで利用する文字列を自分で1行に組み立てて入力します。Wi-Fiの例なら、一般的な形式であるWIFI:T:WPA;S:ssid;P:password;;を入力します。パスワードなどの情報は、貼り付け前に公開範囲と管理方法を確認してください。

列を分ける場合は、1列目がQRへ入る本体、2列目が表示名、3列目が価格、4列目が枚数です。たとえばhttps://example.jp,商品ページなら、QRの内容はURL、カードの名前は商品ページになります。入力文字列にカンマを含めたい場合は、タブ区切りを使うと列の切り分けが明確です。1行の中にタブがあれば、その行はタブ区切りで処理されます。

CSV、TSV、TXTはファイル選択から読み込め、入力欄へのドラッグ&ドロップにも対応しています。ファイルはUTF-8で読み込まれ、文字化けを示す置換文字が含まれる場合にShift_JISとして再デコードされます。Excelで作った一覧をそのまま使うときは、先頭ゼロや意図しない表示形式に注意し、読み込み後のカードで内容を確認してください。

誤り訂正レベルとサイズの関係

このツールのQR描画では、誤り訂正レベルをコード側で固定しており、設定値はMです。画面上にL・M・Q・Hを選択する切り替えはありません。一般的なQRコードの目安として、Lは約7%、Mは約15%、Qは約25%、Hは約30%の復元能力と説明されますが、本ツールで出力される設定はMです。汚れや隠れが起こりやすい場所では、誤り訂正だけで解決しようとせず、印刷サイズと余白も見直してください。

QRの描画倍率は、画面の「バーコードサイズ」スライダーで0.5〜3.0倍、0.1刻みで調整できます。QRは通常のバーコードとは異なる基準の描画スケールを使い、スライダー値をその基準へ掛け合わせます。大きくすれば読み取り距離や印刷解像度に余裕が出る場合がありますが、ラベル面積や入力文字数によって必要なマス目の数は変わります。画面で画像が見えていても、実寸で読み取れるとは限らないため、用途の端末で確認してください。

印刷時の余白と最小サイズ

QRコードの周囲にはクワイエットゾーンと呼ばれる余白が必要です。規格上の基本は4モジュール分で、文字や罫線を近づけないことが読み取りの前提になります。ラベルへ配置するときは、枠いっぱいに引き伸ばしたり、周囲の余白を削ったりしないでください。セルサイズの最小値を一律に断定することはできません。読み取り機のカメラ性能、距離、照明、印刷のにじみ、データ量で適切な大きさが変わるからです。

まず普通紙にテスト印刷し、実際の貼り付け位置と同じ距離でスマートフォンなどから読み取ります。読み取れない場合は、画像を大きくする、入力文字列を短くする、印刷濃度や用紙を見直す、周囲の余白を確保する、といった順に原因を切り分けます。ラベル印刷では、ページの拡大縮小を100%にし、用紙サイズを実際のA4などに合わせます。プリンタの自動フィットが有効だと、配置全体が変わることがあります。

よくある質問

URL以外もQRにできますか?

できます。実装上はQR用の入力文字列をそのまま描画するため、日本語を含むテキストも入力できます。

Wi-Fi設定を自動で作れますか?

専用の項目はありません。Wi-Fiで使う文字列を形式に合わせて自分で入力し、読み取り後に端末で確認します。

誤り訂正レベルをHに変更できますか?

できません。QRの設定値はコード内でMに固定されています。

何件まで一括作成できますか?

画面は件数無制限として処理しますが、端末のメモリや画像数による負荷は発生します。

文字化けするCSVは読めますか?

UTF-8で読み込み、置換文字がある場合はShift_JISとして再デコードします。読み込み後にカードの文字を確認してください。