フォトライトの使い方

まず写真圧縮ツールを開き、「写真を選ぶ」を押します。スマートフォンでは写真アプリの一覧が開き、端末やブラウザの対応状況によってはカメラを起動する選択肢も表示されます。応募用の写真を複数枚まとめて選ぶこともできます。選択した写真は画面下の「圧縮結果」に並びます。写真のファイル名、圧縮前の容量、圧縮前の寸法を確認してから次の設定へ進んでください。

「目標容量」では、500KB、1MB、2MB、3MB、5MBから選べます。たとえば応募フォームに「2MB以下」と書かれているときは2MB以下を選びます。指定がないときは、メール添付なら1〜3MB、メッセージで送りやすくしたいなら1〜2MBから試すとよいでしょう。細かな指定がある場合は「カスタム」を選び、KB単位で入力します。1MBはこのツールでは1024KBとして計算します。サイトやフォームの表示が10進法のMBを使っている場合は、余裕を持って少し小さめの値を指定してください。

「長辺サイズ」は、写真の縦横のうち長い方の辺を何ピクセルにするかという設定です。「そのまま」は寸法を変えずに容量だけを調整します。2048pxは印刷や大きめの表示にも比較的向き、1600pxは応募やメールに使いやすいバランスです。1080pxはスマートフォンでの閲覧や画面共有に向いています。大きな写真を容量制限へ収める必要があるときは、長辺を小さくするほど細部を保ったまま圧縮しやすくなります。ただし、提出先が画素数を指定している場合は、その指定を優先してください。

設定後に「圧縮する」を押すと、画像ごとにJPEGを作成します。圧縮後の容量、寸法、削減率が表示されるので、写真の見た目も確認してください。保存ボタンで1枚ずつJPEGを保存できます。対応端末では共有ボタンも表示され、写真アプリやメッセージアプリなど、端末の共有先を選べます。うまく表示されない画像は、ブラウザがその形式を読み込めない可能性があります。特にHEICは、iPhoneやブラウザの組み合わせによって対応状況が異なります。その場合は端末の写真アプリでJPEGとして書き出してから再度お試しください。

なぜ端末内処理が安全なのか

画像圧縮サービスには、写真をいったん運営者のサーバーへアップロードして変換し、結果をダウンロードする方式があります。この方式は高機能な処理を提供しやすい一方、利用者は「どこへ送られるか」「いつ削除されるか」「バックアップに残るか」をサービスの運営方針に委ねることになります。写真には人物、住所が分かる風景、書類、位置情報など、意図せず他人に見られたくない情報が含まれることがあります。容量を小さくするだけの作業で、画像そのものを外部へ移動させる必要はありません。

フォトライトは、ブラウザに標準搭載されているCanvas APIを使います。写真を選ぶ操作はファイルをブラウザへ読み込むだけで、アップロード用の通信処理を行いません。読み込んだ画像は端末のメモリ上でCanvasへ描画され、JPEGの品質を変えながら容量を確認します。目標容量を超える場合は品質を少しずつ調整し、それでも足りない場合は長辺を段階的に小さくして再計算します。処理が終わると、圧縮後のBlobをブラウザのダウンロードやOS共有画面へ渡します。サーバーで画像を受け取る工程がないため、運営者側の保存領域や通信経路に写真が残る仕組みではありません。

端末内処理は、写真の内容を運営者が見られないという点で役立ちますが、万能な安全策ではありません。使っている端末そのものが盗難・不正利用されている場合、ブラウザやOSの安全性が損なわれている場合は、別の対策が必要です。また、利用者が共有先としてSNSやクラウドストレージを選べば、その後のデータの扱いは選んだサービスの方針に従います。フォトライトが写真を送らないことと、保存先まで自動的に安全にすることは別です。共有する前に宛先を確認し、必要のない位置情報や個人情報を含む写真をそのまま提出しないよう注意してください。

設定値は次回利用のためにブラウザのlocalStorageへ保存しますが、画像ファイルは保存しません。ブラウザのサイトデータを削除すれば設定も消えます。圧縮後のファイルは利用者が保存した場所で管理され、フォトライトのページを閉じた後に運営者が回収することはできません。このように、処理の範囲と責任の範囲を分けて説明できることが、端末内処理の大切な点です。詳しい保存キーや共有機能の扱いはプライバシーについてをご覧ください。

容量と画質の考え方

写真の容量は、画素数、色や模様の細かさ、明るさの変化、撮影形式によって変わります。同じ1600pxの写真でも、空や壁のように変化が少ない画像は軽く、木の葉や夜景のように細部が多い画像は重くなります。そのため、同じ品質設定を固定するのではなく、フォトライトは目標容量を先に決めて品質を探索します。結果が目標に近いほど画質を保ちやすいので、必要以上に小さい目標を選ばないことが実用上のコツです。提出先に「2MB以下」としか書かれていないなら、500KBまで下げる必要はありません。